2021年、新春
あけましておめでとうございます。
遅ればせながら2020.12.30「無題の稽古場-俳優達の夜、夜明け、夜明け前-」観てくださったみなさん、ありがとうございました。
そして出演者、関係者のみなさん含め、しんどい2020年を一緒に過ごしてくれたすべてのみなさんに感謝です。
アーカイブはこちらから、1/9の24時までご視聴可能です。
https://youtu.be/PZ3ioltuOoU
俳優みんな、PCR検査を受けて陰性を確認した上で実施しましたが、もちろんリスクはゼロじゃなく、そして年末に向けてますます感染拡大するなか、無観客配信という形で実施させてくださった急な坂スタジオさん。ほんとうに、心から感謝します。
特に、急な坂スタジオのディレクター・加藤弓奈さんに、スタジオは稽古に使われる場所であって、稽古は俳優がいないとできない、だから私はぜったいに、いつでも俳優の味方です、と言っていただいて、本当にうれしかったのです。それと、制作側として、応援している俳優さんに、応援している気持ちを伝えられないことが立場上多いのだけど、みんなすごく応援している、そしてこういう制作さんが少なからずいるということを、よかったら俳優のみなさんには、心のどこかにとめておいてもらえたらうれしい、と言ってくださって、このこともとても心に残った。この手にはなんにもないとむなしく思うことはあるけど、こういう夜があるから、なんとか生きのばしてゆけるように思う。思うし、そういう時間をすこしでも提供できたらいい、いいのにな、いいな、と思います。
2020年。自分のことも、世の中のことも、いろんなことをむなしく思うことが多く、もちろん2021年になったからといってすっぱり明るくなるわけはなく、2021年も不穏な幕開けですが、
みなさんなんとか。どうにか生きのびましょうね。きっとまた無事に会えますように。無事でいてください。心身ともに。
本年もどうぞよろしくお願いいたします愛
続いている
続いているものってないなあと思う。
階段のぼるときなるべくつま先でのぼる、ていうのはもしかしたら20年くらい続いてるかもしれないけど、いつもじゃないし、こういうのじゃない。
文章を書くことはずっと好きだけど、読み返すと死にたくなるような文章ばっかり書いてしまうから、向き不向きでいったらあんまり向いてないのかもしれない。
というか、振り返ると死にたくなるような思い出ばっかりだから、生きること自体も向き不向きでいったら向いてないかもしれない。でも生きるんですなあ。自分をひとことで表すと「恥さらし」だなと思う朝。電車乗り換えながら気づいて、マスクの中で笑っちゃった。
ほんとに、最低なことたくさんして、顔向けできない人もいて、その人たちに私はいつか謝れるだろうか。いつかお会いできたら、謝らないといけない、人として、と思う、思うのですが、今は、謝る勇気が。ない。なにが勇気だよと、これも最低。あーほんとに、いつか謝れるように、毎日を送らないといけない。あのときよりも、今よりも、もう少しだけ、少しずつだけ、ましな人間になれたらと、思ってばっかり。こんなんだからピーズが好きなんだな私は。
なんだっけ。そうだ。
このブログを最近たまに更新しているのは、文章がうまくなりたい(振り返っても死にたくならない文章が書けるようになりたい)のと、
最近、ここって「誰もいないけどたまに誰かがいるかもしれない場所」だなあと気づいて、なんかちょうどよくて、書いてます。続くといいかもしんないけど、続かなくてもいいし、ある日読み返して、うわやだ〜って全部消すかもしれない。
俳優はそろそろ9年続いてます。
クリスマスを迎えに行く
クリスマスが大好きで、自分の誕生日がクリスマスイブなので、ひいきもあるけど、サンタさんも好き、クリスマスツリーも好き、この時期のコカコーラのCMも好き、マライアキャリーと竹内まりやはいったん夏に聴いて、例年だいたい10月11月あたりからもうクリスマスソングばかり聴いてるのですが、
今年は、11月の終わりに聞こえてきたクリスマスソングに動揺してしまって、とてもじゃないけど、2020年を終わらせられるような気持ちになれず、
でも、大桃洋祐さんの個展「君がベッドで眠るころ」の開催を知って、楽しみを募らせながら少しずつクリスマスソングを聴きはじめて、当日、広尾駅へ向かい、どきどきしながら階段をのぼって会場へ、そしたらもう、ひとつひとつの絵が、空間が、小さく流れる音楽と、光、輝きに満ちてたー。目にうつるすべてがぴかぴかで、ありがとうございます、最高で、帰り道たまんなくて渋谷駅まで歩いて、途中でコカコーラの会社のエントランスのツリーもちら見して、
初めて、クリスマスも、誕生日も、喜ばしく迎えられないかもしれないと思ったけど、きちんと自分からクリスマスを迎えに行けて本当によかった。よかった〜〜〜ってたまに急に泣きながら帰った。
そしてグッズをすごいたくさん買いました。
人に会えないし、できないことが多くて、もういいよ来年もっかいみんなで2020年やろうよ、今年これで一年だなんて認めらんないよ、と思ってたけど、丁寧に振り返れば、育まれたものや新しく気づいたこともあって、だから自分の2020年を?2020年の自分を?認めるというか、ゆるそう、と思ったのでした。進めてなくても、なんにもできてなくても、今こうしていられて、すばらしい一年だったんだなと、うーん、うん、思えるように。思えるようになれたらなと思うんでした。
振り返り
2017年を振り返ってみようと思いました。
2月
松村企画『こしらえる』
4月
STスポット共催企画 地上波第三波
モメラス『日記、トンネル』
5月
岡室美奈子訳・宮沢章夫演出
『新訳ゴドーを待ちながら』プレリーディング公演
7月
利賀演劇人コンクール 優秀演出家賞 一席
モメラス『青い鳥』
11月
岡室美奈子訳・宮沢章夫演出
『新訳ゴドーを待ちながら』リーディング本公演
12月
QSC6観劇三昧賞・Next賞
ハセガワアユム監督作品『YoutuberのSaeComが渋谷のハロウィンではしゃいでると親戚のおじさんと未知との遭遇』
https://m.youtube.com/watch?v=ufc9Uss4pjs&feature=youtu.be
青年団リンク キュイ『前世でも来世でも君は僕のことが嫌』
今年は試練のような出来事が多くて、走り抜けたような感じがします。
うれしいこと、楽しいこと、笑ったこと、むなしいこと、かなしいこと、くやしいこと、ぜんぶ食べて大きくなろうと思います。
モメラスメンバーの黒川さんが言っていましたが、「ありがとう、ごめんなさい、よしよし、まー、よしよし」です。
2018年ははっきりもっと勇敢になりたいです。
もっともっと勇敢になりたい強くなりたいやさしくなりたい大きくなりたい。
2018年は2月に鵺的トライアルvol.2『天はすべて許し給う』に出演いたします。
こちらもどうぞお楽しみにしていていただけたらうれしいです。
公演詳細
鵺的トライアルvol.2『天はすべて許し給う』公演詳細 | 鵺的情報
ここまで読んでくださったあなたの2018年がよい年になるよう、心から祈っています。
2018年もいろいろなところでお会いできますように!
映画『パターソン』
『パターソン』すばらしくて泣いてしまいそうだった。
大体の反復と少しのズレ、野の花みたいな奇跡、針のような悲しみ、曲がり角を大きく曲がるバスの後ろ姿、家を照らす早朝の光、昼下がりの光を浴びる運転座席、美しくて愛おしくてもう、ありがたかった。
あんまりよくって、翌日、バスに乗った。
この日は久しぶりにとても早起きをして、お得が三文どころじゃなかった日。
とても楽しかったし、とてもがんばろうと思った日。
前日も楽しかったし、大丈夫。
いただいたお花を花びんに挿して、お昼ご飯を食べて、とても気分がよく、眠い。