おとうふの香り

ハウキャナイビーシュア

短歌たち20170823

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今だって左を向いて白湯を飲む 氷の上を流れてく日々

 

破れたレースの元かわいいパンツを今日 履いているけど絶対見せない

 

パイナップルヤシの木パキラモンステラ 私の代わりに駆けてゆく砂

 

永遠に手に入らない約束を 馬鹿げた真面目 いわゆる未来

 

走り去る 魔法は残像 オレンジの この夜もすぐ 今じゃなくなる

 

流される満員電車に抗わず 見知らぬ腕の中におさまり

 

今日くらい遺品で飾り立て祀る すべて隠して笑う赤星

 

 

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